
AWS、Azure、Google Cloud:主要3社を比較
- Cloud networking
- 2022年11月8日
世界中の数百万人が毎日利用する主要クラウド3社には、どのような違いがあるのでしょうか。重要な機能を詳しく比較します。
現代の企業にとって、高可用性のITサービスをクラウドへ移行するかどうかを検討する段階は過ぎています。重要なのは、どのクラウドとサービスを選び、ビジネス目標に向けてどう戦略的にデプロイするかです。スケーラブルなデータストレージから、分析・変換に必要なコンピューティングまで、クラウドは競争力を意識した企業運営の中核になっています。
クラウドサービスプロバイダー(CSP)市場を主導するのは、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)の3社です。2022年6月時点で、2,030億ドル規模の世界クラウドインフラ市場におけるシェアは、それぞれ34%、21%、10%です。世界の利用者へオンデマンドのサービス型クラウドを提供するという使命は共通していますが、料金体系、ストレージ、ハイブリッドマルチクラウドの用途などは異なります。
このガイドでは、主要3社のクラウドサービスを選ぶ際に考慮すべき重要な基準を比較します。
AWSは世界各地のデータセンターから200以上の多機能なサービスを提供しています。BMW、Netflix、Coca-Colaなどをはじめ、2006年からスタートアップや政府機関を含む数百万の顧客に利用されています。
2010年に開始したAzureは、200以上の製品・クラウドサービスを提供します。クラウドだけでなく、オンプレミスやエッジでもアプリケーションを構築・実行・管理できます。Fortune 500企業の95%が利用しており、NBA、American Cancer Society、PepsiCoなどが代表例です。
Google Cloudは、企業のデジタル化を支援するインターネット経由のサービス群です。Webアプリケーション向けのパブリッククラウドインフラを提供するGoogle Cloud Platformは、その一部です。2008年の開始以降、LinkedIn、NewsCorp、Facebook、Verizon、Twitchなどが利用しています。
機能
各CSPは専用接続、ストレージ、コンピューティングなどの基本機能を提供しますが、用途によっては特定のプロバイダーがより適している場合があります。違いを生かしたマルチクラウドも有効です。例えばAWSのストレージとGCPのコンピューティングを組み合わせれば、単一プロバイダーへの依存を抑えられます。
次の表は、主要機能と各社のサービス名をまとめたものです。
| 機能 | AWS | Azure | GCP |
|---|---|---|---|
| ネットワークの範囲 | リージョン単位のVPC;サブネットはゾーン単位 | リージョン単位のVNet | グローバルなVPC;サブネットはリージョン単位 |
| プライベート接続 | Direct Connect — Dedicated Connection / Hosted Connection / Hosted VIF | ExpressRoute / ExpressRoute Direct | Cloud Interconnect — Dedicated Interconnect / Partner Interconnect |
| ネットワークルーティング | Virtual Private Gateway (VGW) / Direct Connect Gateway (DGW) / Transit Gateway (TGW) | Virtual Network Gateway (VNG) / Virtual WAN Hub | Cloud Router |
| コンピューティング/仮想マシン | Amazon EC2 | Azure Virtual Machines | Compute Engine |
| ブロックストレージ | Amazon EBS | Azure Disk | Persistent Disk |
| オブジェクトストレージ | Amazon S3 | Azure Blob Storage | Cloud Storage |
| ファイルストレージ | Amazon EFS | Azure Files | Filestore |
パフォーマンス
各CSPの専用接続は、提供速度が異なります。
| サービス | 容量と提供状況 |
|---|---|
| AWS | Direct Connect:専用接続、ホスト型接続、ホスト型VIF。速度は接続の種類とパートナーの提供内容によって異なります。 現在の容量と上限を確認 |
| Azure | ExpressRouteとExpressRoute Direct:速度は回線、ポート、プロバイダーによって異なります。 現在の容量と上限を確認 |
| GCP | Dedicated InterconnectとPartner Interconnect:容量は接続の種類、VLANアタッチメント、パートナーによって異なります。 現在の容量と上限を確認 |
ゲートウェイ
AWS
AWSは、インフラの範囲と規模に応じて使い分ける3つのネイティブルーティングサービスを提供しています。
Transit Gateway(TGW)
AWS Transit Gateway(TGW)は、異なるAWSアカウントの複数VPCをハブアンドスポーク型トポロジーで簡単に接続する、スケーラブルなクラウドゲートウェイです。数千のVPCやオンプレミスネットワークを一元管理でき、大規模なマルチアカウント環境に適しています。主な機能は次のとおりです。
- 集中ルーティング: VPCとオンプレミス接続をハブに集約し、VPCピアリングを不要にして、多数の個別接続の管理を簡素化します。
- リージョン間ピアリング: 異なるAWSリージョンのVPCを接続し、分散アプリケーションのレイテンシーとパフォーマンスを改善します。
- セキュリティ強化: 複数のルートテーブルを設定し、開発と本番の分離など、セキュリティ領域ごとにトラフィックを隔離できます。
- Direct Connectとの統合: AWSとオンプレミスのデータセンター間に高速なプライベート接続を確立できます。
Direct Connect Gateway(DGW)
2017年に登場したAWS Direct Connect Gateway(DGW)は、複数リージョンのVPCを単一のDirect Connect接続へ接続します。TGWとは異なり、1本のDirect Connectでオンプレミス接続を複数VPCへ拡張するためのサービスです。
- リージョン間接続: 異なるリージョンのVPCをDirect Connectに接続でき、複数リージョンで事業を展開する企業に適しています。
- コスト効率: 複数VPCを1本の接続にまとめ、リージョンやVPCごとに個別接続を作るコストを減らします。
- オンプレミス接続の簡素化: インターネットVPNを避け、安全で低レイテンシーの通信を提供します。
ただし、DGWはオンプレミスとVPC間の接続に限定され、VPC間ルーティングは提供しません。そのため、大規模なマルチリージョン・マルチVPC環境ではTGWほど汎用的ではありません。
Virtual Private Gateway(VGW)
Virtual Private Gateway(VGW)はAWSの初期からあるゲートウェイで、VPCとオンプレミスを安全に接続します。完全に冗長化・分散されたルーティングを提供し、単一リージョンの接続に適しています。
- VPCとオンプレミスの接続: 少数のVPCをサイト間VPNやDirect Connectで接続する場合に適しています。
- 単一リージョンでのコスト効率: TGWやDGWのマルチリージョン機能を必要としない企業に向いています。
- 限定された範囲: 複数リージョンや複数VPCの接続は提供せず、基本的な単一リージョン接続に適しています。
3つのサービスは用途が異なります。VGWはコスト重視の基本接続、DGWはDirect Connectによる複数リージョンのVPC接続、TGWは集中ルーティング、リージョン間ピアリング、セキュリティ強化を備えた複雑なクラウド構成に適しています。
| 機能 | VGW | DGW | TGW |
|---|---|---|---|
| 複数リージョン | 非対応 | 対応 | 対応 |
| 複数アカウント | 非対応 | 対応 | 対応 |
| サイト間VPN | 対応 | 非対応 | 対応 |
| Direct Connect | 対応 | 対応 | 対応 |
| 推移的ルーティング | 非対応 | 非対応 | 対応 |
| リージョンごとの提供状況 | リージョンと構成によります | リージョンと構成によります | リージョンと構成によります |
| 経路の分離 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
機能はリージョン、接続の種類、構成によって異なります。選択前に各社のドキュメントをご確認ください。
Azure
Azure Virtual Network(VNet)はAzureネットワーク構築の基盤です。プライベートで隔離された空間を作り、安全なインフラ管理と仮想リソースのデプロイを可能にします。Azureリソース、オンプレミス、他のクラウド間の通信を支え、安全でスケーラブルな構成の中心となります。
Azure VNetの主な機能
ネットワークの分離とセグメンテーション:
各VNetは専用のプライベート空間として動作し、明示的に通信を設定しない限り、他のVNetや外部ネットワークから隔離されます。アクセスを許可された利用者やサービスに限定して安全性を高めます。VNetピアリング:
同一または異なるリージョンの複数VNetをプライベートIPで接続します。パブリックインターネットから隔離された低レイテンシー・高帯域幅通信を提供し、異なる環境やリージョンの連携に適しています。VNetとオンプレミスの接続:
通常はサイト間VPNやAzure ExpressRouteで、安全で信頼性の高い通信を実現します。プライベートで暗号化された経路により、社内ネットワークをAzureへ拡張し、オンプレミスとクラウドが連携するハイブリッド環境を作れます。Azure VPN Gateway:
VPN Gatewayは、パブリックインターネットやサイト間VPNの暗号化トンネルで、VNet同士またはオンプレミスを接続します。ExpressRouteの高帯域幅・低レイテンシーまでは必要としない、安全なリモート接続に適しています。
Azure VNetの主なユースケース
ハイブリッドクラウド構成:
ExpressRouteやVPN Gatewayで既存インフラとAzureを統合し、事業継続性を維持しながらクラウドの拡張性と柔軟性を活用できます。安全なネットワーク分離:
リソースをサブネットに分け、ネットワークセキュリティグループ(NSG)や独自ルーティングを設定し、厳格なセキュリティとコンプライアンスを維持できます。多層アプリケーション:
フロントエンド、中間層、バックエンドを別のサブネットに配置します。NSGとAzure Firewallで層間の通信をきめ細かく制御できます。グローバルアプリケーションのVNetピアリング:
複数リージョンのワークロードを、コストと性能を最適化して接続します。グローバルVNetピアリングは世界規模のデプロイや災害復旧計画を支えます。
ExpressRouteによる接続強化
ExpressRouteは、オンプレミスのデータセンターとAzure間に専用プライベート接続を提供します。パブリックインターネットより高い帯域幅、低いレイテンシー、予測しやすい性能を実現し、大量データ転送やレイテンシーに敏感な用途に適しています。
GCP
Google Cloud Routerは、GCPの**Virtual Private Cloud(VPC)**と対向ネットワーク間の動的ルーティングを担います。**Border Gateway Protocol(BGP)**で経路を自動交換し、IPアドレスやトポロジーの変更に対応します。
Cloud Routerは、ハイブリッドクラウド、マルチクラウド、VPC間接続など、柔軟で拡張可能なGCPネットワークの構築に重要です。
Google Cloud Routerの主な機能
BGPによる動的経路交換:
BGPでVPCとオンプレミスや対向ネットワークの経路を交換します。静的ルーティングと異なり、自動学習・更新によって手作業と設定ミスを減らし、急速な拡張や変更に対応します。シームレスなハイブリッド接続:
オンプレミスを安全にGCPへ拡張します。経路の自動交換により、プライベートデータセンターとGCPに分散するワークロードを低レイテンシーで接続できます。マルチクラウドとVPCピアリング:
マルチクラウド構成とVPC間接続に対応します。AWSやAzureとの経路交換や、異なるリージョン・プロジェクトのVPC間の動的ルーティングを可能にします。IPアドレスの学習と共有:
VPC内の新しいIP範囲を学習し、接続ネットワークへ共有します。サブネット追加などが自動伝播され、変化の速い複雑な環境で手動更新の負担とミスを減らします。
Google Cloud Routerの主なユースケース
動的なハイブリッドクラウド:
オンプレミスとGCP間の接続を効率的かつ最新に維持します。BGPでVPCサブネットを自動学習し、経路変更を簡素化して停止時間を減らします。マルチクラウド接続:
他のクラウドとの動的な経路共有により、オンプレミスの中央ハブを経由せず通信し、レイテンシーと性能を改善します。動的ルーティングを使うVPCピアリング:
リージョンやプロジェクトをまたぐ経路共有を自動化し、静的経路を手動更新せずに拡張できます。
Google Cloud Interconnectとの統合
Google Cloud Interconnectは、オンプレミスとGCP間に高帯域幅・低レイテンシーのプライベート接続を提供します。Cloud Routerが経路交換を自動化することで、性能と信頼性が向上します。大量転送、低レイテンシー用途、安全なプライベート接続に適しています。
Cloud Routerは、現代の動的なネットワークに必要な柔軟性と拡張性を提供します。データセンター、複数クラウド、複数VPCの接続でBGPが経路管理を自動化し、性能を最適化して運用負荷を減らします。
コンピューティング
仮想マシン(VM)は「インスタンス」とも呼ばれ、サーバー上でさまざまな役割を果たします。「現代生活のほぼあらゆる側面を動かすエンジン」ともいえる存在です。
AWS
AWSのEC2は、ストレージ拡張、ネットワークインターフェース追加、アベイラビリティゾーンによる耐障害性強化など、細かく調整できます。利用容量だけに課金され、オンデマンド、スポット、予約など用途に応じたインスタンスを選べます。
Azure
AzureのVirtual Machines(VM)は、Cloud ServicesやResource Managerなどのツールで、アプリケーションのデプロイやAzure Autoscalingを支援します。
GCP
Compute Engine VMsはGoogleのデータセンターで動作し、ニーズに合わせた構成をすばやく作成できます。大容量ストレージにも対応します。
主要CSPの課金モデルは次のとおりです。
| プロバイダー | VMの課金モデル |
|---|---|
| AWS | オンデマンド / 予約インスタンス / Spotインスタンス / Savings Plans |
| Azure | オンデマンド / 予約インスタンス / Spotインスタンス |
| GCP | オンデマンド / 継続利用割引 / 確約利用割引 / プリエンプティブル/Spotインスタンス |
セキュリティ
クラウドプロバイダーのセキュリティでは、データセンターを守る物理的対策、トラフィック監視と脆弱性修正を行う技術的対策、アクセス権と暗号化を含むデータアクセスの3点が重要です。企業規模や用途に応じ、必要な領域を強化し、不要な対策のコストを抑えましょう。
AWS
AWSはホワイトペーパーで、ネットワーク、構成管理、アクセス制御、データ保護の機能を紹介しています。監視とログによる可視化も提供します。
プライバシーとアクセス制御の機能には、次があります。
- Amazon VPC内のファイアウォールによるプライベートネットワーク作成と、インスタンス・アプリケーションへのアクセス制御と監視;
- オフィスやオンプレミスからのプライベート接続・専用接続;
- コンテンツ配信にも活用できるLayer 3・Layer 4・Layer 7のDDoS対策;
- 保護されたAWS施設間を流れる、グローバル・リージョナルネットワーク上の全トラフィックの自動暗号化。
Azure
Microsoftは2つの主要ソリューションを提供します。
- Microsoft Sentinel — 「スケーラブルなクラウドネイティブのSIEMとSOAR」ソリューションです。セキュリティ分析、脅威インテリジェンス、能動的な脅威探索と対応によって可視性を高めます。
- Microsoft Defender for Cloud — Azure環境の可視性と制御を強化し、脅威の予防・検出・対応を支援します。アプリケーション間の統合セキュリティで、見逃されやすい脅威も検出します。
GCP
GCPのインフラセキュリティホワイトペーパーは、ハードウェアから運用までの保護を説明しています。主な内容は次のとおりです。
- 独自のハードウェアとソフトウェア、厳格な機器廃棄ポリシー;
- 攻撃リスクのあるパブリックインターネット上のホップを減らすグローバルIPネットワーク;
- 内部トラフィックの動きと挙動に注目したセキュリティ監視。
料金
クラウド料金は、プロバイダーや製品によって体系が異なるため、理解が難しい場合があります。ここでは企業向け料金の概要を示します。必ず各社Webサイトで確認し、担当者に相談して自社構成の料金を把握してください。
データ送信料金
CSPへのデータ移行は無料ですが、外に出す際はGB単位で課金されます。「egress」は「外へ出る」という意味です。アプリケーションがデータを取り出すたびに料金が蓄積し、後払いで請求されます。転送量と宛先によって異なり、ゾーン間より大陸間転送の方が高額になる場合があります。インターネットなどのパブリック接続では、さらに高い料金になります。
GBあたりの送信料金(米ドル)
AWS
- 1GB-10TB — $0.09
- 10-50TB — $0.085
- 50-150TB — $0.07
- 150-500TB — $0.05
- 500+TB — Amazonへお問い合わせ
- 5GB-10TB — $0.087
- 10-50TB — $0.083
- 50-150TB $0.07
- 150-500TB — $0.05
- 500+TB — Microsoftへお問い合わせ
GCP
- 0-1TB — $0.12
- 1-10TB — $0.11
- 10+TB — $0.08
専用接続
パブリックインターネットではなくCSPの専用接続を使うと、安全性、可視性、制御、性能の安定性が向上します。パブリッククラウドに対するプライベートクラウドの利点に似ており、自社拠点とクラウド間に保護されたプライベート経路を提供します。
AWS
AWS Direct Connectは「AWSリソースへの最短経路」です。トラフィックはAWSのグローバルネットワーク内に維持され、インターネットを通らないため、ボトルネックやレイテンシーの可能性を減らします。
Azure
Azure ExpressRouteも同様に、Azureデータセンターと自社データセンターやオンプレミスをプライベート接続します。仮想コンピューティング、データベース、クラウドストレージなど、Microsoftへの依存度が高い企業に有効です。AWS製品についても同様です。
単一の論理Layer 2接続上で、公開リソース向けのMicrosoftピアリングとプライベートピアリングを設定できます。ExpressRouteには設定可能な2つの回線が含まれます。標準版では同じ地理的地域の複数VNetを1つの回線へ接続し、グローバル対応のプレミアムSKUでは世界各地のVNetを接続できます。
GCP
GCP Interconnectは、標準でプライベートリソースのみにアクセスします。ストレージなどの公開リソースには、オンプレミス向けの限定公開Googleアクセスを設定できます。SaaSのG Suiteは含まれず、インターネットかIXでのピアリングを利用します。Cloud Routerは単一VPC・リージョンと1:1で対応し、その上にピアリング、正確にはVLANアタッチメントを作成します。AWS Direct ConnectでVGWにVIFを作成するモデルに似ています。
リージョンと提供状況
3社はグローバル・地域ごとの提供範囲も異なります。複数地域の事業や分散・リモート勤務を支える場合は重要です。定義には多少の違いがありますが、一般的には次のように説明できます。
リージョンは国などの地理的な区域です。アベイラビリティゾーンは、その中の独立・隔離された複数の拠点です。1つまたは複数のデータセンターで構成され、「他のゾーンの障害から隔離されるよう設計」され、冗長性を確保します。ストレージなどを利用者に近づけることもできます。
AWSは他社より数年早く参入し、ネットワークを拡大する時間がありました。3社とも多くの拠点で展開していますが、ゾーン数などが異なります。
- AWSは66のアベイラビリティゾーンを持ち、さらに12を計画しています。
- Azureは54リージョンを持ち、140か国で利用できます。
- Google Cloud Platformは20リージョンで提供され、さらに3つを計画しています。ネットワークエッジは173拠点で、200以上の国で利用できます。
ストレージ
各CSPは、1. ファイル、2. ブロック、3. オブジェクトという3種類のストレージを提供します。ファイルはフォルダー階層で、ブロックは一定サイズのボリュームでデータを管理します。オブジェクトストレージはデータと関連メタデータを結び付けて管理します。
3社には共通する機能があります。
- バージョニング:同じ「バケット」に複数バージョンを保持;
- 暗号化:保存前にデータを読めない形式へ変換;
- きめ細かいセキュリティ:公開または完全非公開を選択;
- ストレージクラス:性能と冗長性によって価格が異なり、低頻度アクセス向けの低コストな選択肢もあります。
AWS — Amazon Simple Storage Service(S3)
- ファイルストレージ: Amazon Elastic File System(EFS)は、クラウドとローカルストレージで動作するNFSベースのファイルシステムです。Standardと低頻度アクセス用のEFS IAがあります。
- ブロックストレージ: Elastic Block StoreはAmazon Elastic Compute Cloudと連携します。汎用SSDはGBあたり3 IOPS、プロビジョンドIOPS SSDは最大64,000 IOPSと1,000 Mbpsに対応します。
- オブジェクトストレージ: S3は、年間のオブジェクト耐久性として「イレブンナイン」、99.999999999%を掲げています。
Azure Azure Blob Storage
- ファイルストレージ: Azure FilesはSMBを使用し、クラウドとオンプレミスで同時にファイル共有をマウントできます。最大4 PB、受信25 Gbps、送信50 Gbpsです。
- ブロックストレージ: Azure DiskはAzure仮想マシン向けのマネージドディスクです。Ultra Disk、Premium SSD v2、Premium SSD、Standard SSD、Standard HDDなどを提供します。容量、IOPS、スループット、可用性はディスクの種類と構成によって異なります。ワークロードに適した種類を選ぶ際は、Microsoftの最新仕様をご確認ください。
- オブジェクトストレージ: Azure Blobはペタバイト規模で、可用性は16ナインです。
GCP — Cloud Storage
- ファイルストレージ: Cloud FilestoreはGoogle Compute Engine向けNASです。標準は1 TB~10 TB以上、1,000 IOPS、180 Mbps。プレミアムは3.5 TB以上、読み取り1.2 Gbps、60,000 IOPSです。
- ブロックストレージ: Persistent Diskは最大64 TBで、標準永続ディスク、永続SSD、ローカルSSD、NVMeを提供します。書き込みは15,000~30,000 IOPS、読み取りは15,000~100,000 IOPSです。
- オブジェクトストレージ: Google Object、またはBlobストレージは、性能と冗長性に応じた配置を選べます。主なクラスはStandard、Nearline、Coldline、Archiveです。Object Lifecycle Managementで、利用者のルールに従い低コストクラスへ自動移行できます。
Megaportができること
Megaportは、主要プロバイダーへの接続とクラウド間接続を簡単にします。
- 世界各地のMegaport拠点(PoP)から、選択したデータセンターへVirtual Cross Connect(VXC)を作成します。
- Megaport NetworkでAWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなどを接続します。単一の相互接続ポイントから複数リージョンへ接続できます。
- または、Megaport Cloud Router(MCR)を起動し、物理インフラなしでクラウド間を接続します。
MCRは、高速で安全かつスケーラブルな専用プライベート接続を提供します。データセンターへの折り返し、いわゆるヘアピニングをせず直接データを転送でき、レイテンシーと時間を減らします。帯域幅を制御し、冗長性のあるマルチクラウドを設計できます。
物理インフラなしで、クラウド間通信、主要なパブリッククラウド・IaaS・SaaSとのプライベートピアリング、Megaportのグローバルなソフトウェア定義型ネットワーク上の各プロバイダーへの直接接続を利用できます。Virtual Cross Connects(VXCs)をオンデマンドで作成し、Megaport Portalで簡単に管理できます。より高速で柔軟なマルチクラウドネットワークを実現します。






